『キンキーブーツ』を見る
ようやく『キンキーブーツ』見てきました。
靴マニア、靴好きとしてはオープニングの靴製作画面画面だけで嬉しい。
嗚呼革の匂いがしてきそう〜。
倒産しかけた紳士靴工場の社長になってしまった青年が、ニッチな市場=ドラァッグクイーンの履く──『ちょっと特殊』な女性が履くブーツつくりをすることで何とか工場を持ち直そうとするお話。
主人公チャーリーが気弱そうなんだけど意外と意志も強くて、段々とキュートに見えてくるから不思議。
映画事体はネタはいいのにつくりが甘い、脇が甘いところが多く「惜しいところばかり」といった印象。状況説明にあと数台詞誰かに言葉を発させるだけで随分となめらかになるであろう箇所が多く、つぎはぎぶったぎりシーンが気になる。イギリス映画ってことか? 丁寧さがちと足りない。
あれだけキャラクターがいるんだから、是非工場の愉快な仲間たちを沢山使って小ネタ連発したりして小気味よくやってほしかった。多少工場従業員のネタもあるんだけど1つ1つが変に独立してて連続性がなくてやはりぶったりぎりな感じ。
あれだけ美味しい料理しやすい登場人物が沢山いるのに、もったいない。
チャーリーの婚約者、リアル知人数人に似た人を知っていてどうも複雑な気分。性格悪いわな。
ローラは迫力があってカワイイ。ジーンズ姿のとき何となくこそっとしてるところとか。歌はも少しパワフルだとありがたいのだが。
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2007-01-28 21:35:41 |
『リンダリンダリンダ』を見る
映画館で見そびれいたものが日本映画チャンネルで放送されていたので『リンダリンダリンダ』をようやく視聴。
『威風堂々な彼女』で自分の中でちょっとしたペ・ドゥナブームなんで。『子猫〜』も見そびれたままなのでどっかで見たいもんです。
ブランバンやってみたり水泳やってみたりと高校生青春物が延々上映され続けている昨今の日本映画ではありますが、ペ・ドゥナもって来るあたりちょっと一味違う映画。
留学生で友達もできず、言葉も上手くわからない。本当は言いたいこといっぱいあるのにつたない日本語で必死にそれを表現するソンさん役、ペ・ドゥナの魅力満載。怯えたり様子を伺ってる表情から一転、個性的なあの笑顔を見せられるとついつい惹きつけられてしまう。韓国語の台詞になるとかなりのペ・ドゥナ節。彼女に告白する男子との珍妙なやり取りが最高。焼却炉……ですぐ冬ソナを思い出しましたが関係はない? 撮影当時の年齢が24なんですがそれでも女子高生でOKな可愛さ。
その他キャストも個性的で「ああこういう喧嘩とかあったな」とか「こういうトキメキってあったよな」とか遠い時代を思い出してみる。かなり忘れてるんだが……高校の文化祭、2年生の時何やったかまったく覚えてないんです。記憶欠落。部室で遊んでた記憶はあるんだけど……1,3年は覚えてるんだけどなあ。
例えば昔なら集まらなきゃいけないときに誰かが遅刻してきたら、ワタシ激怒してましたね。少なくとも明らかにむっとしてプイといなくなっていた。が、さすがに今じゃ心でどう思っていようとも「うん、大丈夫だよ」とか言えるようになったわけで、嗚呼遠くになりし学生時代ということか。え? 普通激怒はしないって? ……いやまあ、色々と感情が抑えられない子どもだったんですよ。(表面上は)随分と丸くなった自覚ありですし。
監督は撮影当時28歳だとか。何か負けてらんねぇって感じだな。
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2006-11-12 20:22:36 |
『胡同のひまわり』を見る
土曜午前中は眠い目こすって電車に乗ってお稽古事というのが習慣化し、何となく1日を有意義に使えるようになっておりますHiroicです。
今日も今日とて午前中はファミレスでレッスンして、その後ちょっと用事があったので近隣のお店に入ってお買い物をして外に出たら、見たことがある人がそこにる。
んんん?? ──鰯だ!
お仕事途中のいわし姐に遭遇です。
つか、ホント毎度会うはずがない日時で遭っちゃいますよね。どうやらワタシが店にいるのを見てか待って? くれていた様子。
しばしROUネタやら世間話などをして分かれ、今度は新宿へ。
来週のルミネ10%OFFの予行演習です!
コートが欲しいコートコート! でも絶対これだ! というものにも出会えず。挙句預金が何だか異様に目減りしている……諦めるか、いやいやしかししかし……。
何て考えつつ本日のメインイベント、『胡同のひまわり』見てきました。
以前中国語講座の番組内などで紹介されていていつか見ようと思っていたもの。
30年にも渡る父と子の葛藤を文化大革命の終焉から現代北京まで、あらゆる変化を巻き込んで描いてゆく。
何というか色々ツライことも多く、つっこむつっこまないという立場があまり思い浮かばないんですが一言──父ちゃん、怖すぎる。
ストーカーだよなあ、ありゃ一種の。「ワシは絶対に離れてやらん!!」みたいな。
その父子関係は監督自身のものを重ねて描かれているらしく、映画監督だった父と映画監督になった息子、確かに色々あったのだろう。そういえばチェン・カイコー監督の親も映画監督だったような。
誰しも親子の葛藤というのはあるだろうけど、ワタシ自身がアダルトチルドレンであることを強く自覚していて、親から逃げるために一人暮らしを始めたという都合、父子の関係を母子に置き換えて見てしまう。
いつか親の愛情に気づく日が来るのかもしれないが、いや気づいてはいるのだが、だが100%受け入れることはできない、いつだって気づくのはすべてが終わってから。いや、終わったからこそ責め立てるものがなくようやく認めることができるのかもしれない。ワタシはその日を知りながらあえて無視して生きてしまっているわけですが。
そんなこんなで色々暗い想いが浮かんでくる映画でした。
ラストはちとびっくりした。そうくるか……うーん。
中国のお年寄りってほんと元気ですよね。
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2006-11-04 20:17:47 |
『RENT』を見る
ようやく『レント RENT』見てきました。
日本版ミュージカルのときからいわしが好きだ好きだ好きだ言ってたんで覚えたんですが、ワタシは初見。
うん、やっぱりこれは舞台の上で見たい。生で聴きたいね。
映画だとやはり「突然歌いだす感」が拭えないんだけど、ミュージカルってあの空間の中だと違和感なかったりすることも(割と)多いし。
日本版もいいんだろうけど、海外キャスト版で見たいかも。
字幕追うのがちと面倒なところもあるだろうけど、歌詞結構簡単なんで聴き取れる範囲も広そうだし、音符に沿ってるwordで聴きたい感じですね。
答えが出るわけじゃない、でも今を生きてて満足はしてないけど立って歩かなきゃいけない感じが、ある世代のある場所の人々をうまく切り取れてて、共感できる人とそうじゃない人が生まれそうな話だけど興味深かったです。
音楽もね、後で回るね。CDで聴いてみたいかもです。
マーク役の人、細すぎる、華奢すぎる、欧米人とは思えん。
コリンズ役の人、どうも似てるなあと思ってて帰宅して確認しましたが合ってました、『アリーmyラブ』でアリーの彼氏役の医者やってた人ですね。
ちょっと話ずれるんですけどQueerEyeのジェイが何年もRENTでエンジェルの役をしていたということなんですが(→●●)、彼が大学を途中で諦めてこのミュージカルに出ると決めそれを親に告げたとき、それが結果的に直接的でないカミングアウトになってしまったそうで(海外のサイトで読んだのでソース見失っちゃったが)何となくそれを思い出しながら、そうやって18やそこらで外の世界に出て行ったジェイとエンジェルをかぶって見てしまいました。ジェイかわいいんだもん。
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2006-10-01 22:20:45 |
『ワールド・トレード・センター』を見る
試写会のチケットあたったので、周囲の様子を伺いつつも早退し『ワールド・トレード・センター』を見てきました。
当日急にメールしていわし姐も引き連れて。
ご近所であの時間に間に合いそうなのっていわしぐらいだったから……ご相伴ありがとうございました。
さて、ワールドトレードセンターと言えば、ワタシ個人的な想いでは「サイファとシヴァの双子ビル」(わかる人だけわかってください)。2001年9月11日にあの映像を見ながら思ったのが「ふ、ふたりのビルが……!」てことでした。
で、この映画は911で助かった人たちのドキュメントみたいな感じなんですが。
まあ本当にドキュメントでしたね。そして主役2名がほぼ半分以上ひたすら暗がりで目ぐらいしか動いてないシチュの映像。声のみの演技ってことか……違うが。
もっとアメリカ礼賛型に作られてるかなと思いましたが、まあ思ったほどではなかった。微妙にそんな感じもありましたが。
いざって時は人はこんなに助け合えるんだ、というドキュメント風味でその後アメリカが辿る道は無視してるんで、きれいにまとめてあるなといった感じ。
あの声の甲高いヒメノ役の役者さんがどうも気になった。いやー、ほんと声高い。
さてそろそろHDDレコーダーに保存したまま見ていない華氏911も見ましょうかね……ついつい面倒で放置してました。数ヶ月。
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2006-09-04 23:07:39 |
『ブロークバックマウンテン』を見る
大変遅ればせながらようやく『ブロークバックマウンテン』を見てきました。
これまで周囲のレビューを読まないように必死で堪えてましたけどこれで解禁。なにやら皆様喧々諤々って感じだったので意見に左右されぬようにしようと、まだレビューめぐりはしないうちに書いておきます。
大いに
ネ
タ
バ
レ
ですが……(改行終了)
アカデミー取れなかったのは偏見のせいだ、という意見が各所で見受けられていたので期待していたのですが、このお話はアカデミー賞を取るようなタイプの話じゃないですよね? カンヌとかベルリンとかならありかもしれないけど。
えーっと、端的に言うと材料も調味料もいいのに手順が悪い料理みたいな感じで、色々と釈然としなかった……という感じでしょうか。
一発目(笑)から「な、なんて脈絡なく唐突な!」といった感じで、4年の歳月を経て再会した瞬間に屋外なのに夢中で抱き合ってキスしまくるような恋愛が、まったくもって感じられないんですよね。とりあえず唐突。
チラシコピーによりますと『はじまりは、純粋な友情の芽生えからだった──』らしいんだけど友情が芽生えた瞬間いきなりデキちまいやがったんで、キャラクタのどっちにもまだ感情移入できてないし、恋に繋がる片鱗すら感じてなかったにも関わらず肉欲? みたいな展開でもちとないし……とりあえずふたりの恋が理解できない。恋してるんですって台本に書いてあってスタートしてるお話みたいで、どうにも釈然としない。
ということで終始ふたりに入り込めないままでした。
ただ、題材はいいと思います。ふたりがひと夏をすごしたブロークバックの風景、そしてそこで年に数度の逢瀬、生活と切り離されたブロークバックマウンテンの山並みだけが彼らを成立させるけれど、街に戻れば妻もいる子どももいる。
すべてを捨てて一緒にいたいと言えるジャックと、生活は変えられないというイニス。ふたりのすれ違いや焦燥なんかはよく描けてたんじゃないですかね。パーツパーツでは。残念なのは全体としてふたりが恋焦がれてる感で紡がれておらず、ふたりが会っている時だけすごーくラブモードだから違和感あるってことで。
見始めの頃は「きっと恋が始まっているところからスタートしての葛藤モノだろう」と思ってたんだけど実際には「出会うところから始まる話」だったんで、その部分で納得感が薄いからこうも違和感があるんだろうな。
ふたりはラブモードですって前提でスタートしてたら、そうは感じない違和感なんだろうけど。
仮に出会って恋におちる話ならもう少し必然エピソードが欲しいところ。でなきゃ二人ともカウボーイ世界では必死でストレートのフリをしている真性ゲイで、出会った瞬間から性的魅力含めてとにかく惹かれあい、だけど一般生活を送るために山を降りたら結婚もするしストレートのフリをして耐える耐える……て設定にしておけば、割と納得しやすいんだけどね。
どう見ても「たまたま好きになったのが男でした」みたいなつくりにしたさそーなノンケ2人(ジャックはどうもバイ風味だが)の話だから、違うんだろうなぁ……。
ワタシは圧倒的にイニスの奥さんに同情ですね。
夫が男と浮気しに喜々として出かけるのを見送る悔しさ、苛立ちが切々と伝わってきましたわ。
ただ、パーツパーツは感情移入も出来るし、よかったと思います。
観客個々人の過去や現在など、映す鏡が沢山あって、自分のツボに入ったらきっとその点だけではまれちゃうんじゃないかな? というシュチュ萌え的なエピソードはてんこもりだったと思います。
ただまあ、映画としての出来如何という話になると、一等賞を獲る作品ではなくコアな人々に愛されて語り継がれてゆくタイプのお話になるんじゃないでしょーか?
ピリ辛? 風味ですが決してつまんなかったわけではないです。
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2006-07-29 21:51:45 |
『花咲ける騎士道』を見る
疲れてたから『医龍』見たらさっさと寝ようと思ってたら(何故か時間が合うことが多くここんとこずっと『医龍』見てます。漫画も読みたいかも。阿部ちゃんいいっす)偶然ムービープラスで『花咲ける騎士道』という映画が始まってついついそっち見てしまいました。
原題は『FANFAN LA TULIPE』でどうやらリバイバルだったらしんだけど元は知らず。
ファンファンといえば先日お亡くなりになった岡田ファンファン大佐(それもノリダーの……)がとっさに思うかぶのだけど、どうやらこの映画からなの??
いやー、ファンファンを演じるヴァンサン・ペレーズがキュートなことといったら!
忍耐力がないので映画館でないと二時間近く映画を見られないワタシですが、結局最期まで見たしまった。あ、『医龍』はHDDに録画してね。
ブルネットの人美人やわーと思ってたらペネロペ・クルスでした。
超プレイボーイのファンファンが王女さまと結婚だー! と夢みたいなことにつっこんでいく間に気づいたら恋に落ちてたファンファンとペネロペ・クルス演じる女性。惹かれてゆくさまは実に楽しくて、でもヒジョーに唐突に恋に目覚めたと思ったら一気に超ラブラブモードになっちゃうノリに一瞬びっくりしましたが、これがフランス人ってやつ? フランス映画ってやつ……? 普段全然フランスものを見ないのでどびっくりしましたが。
他のキャラクターも皆個性的で、なかなか楽しい映画でございました。
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2006-06-08 23:06:34 |
『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』を見る
『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』を見てまいりました。
多くの説明は必要はない、とりあえずハンカチ持ってくべし!
ヒトラー政権下で反政府活動の地下組織白バラに参加していた紅一点ゾフィーが己の信念のもとに、あと少しだけ間に合わなかったドイツ解放の前に命を失う──というお話で、多分大泣きするだろうと思って行ったんだけど、やはり。
作りに甘さだとかつけ入る隙があるような話だと、ワタシは容赦なく改善点を書きたてるレビュアーなんだけど、この映画は実にデキもよくて、数々の賞を獲ったというのも納得。
実話ということもあるのだけど、人間がしっかり描かれている。主人公ゾフィーもそうなんだけど、ヒトラー政権を支持しながらもゾフィーによって揺さぶられる(そしてそれを否定する)モーア尋問官、同じ政治犯としてゾフィーの見張り役としてつく囚人の女、同じ信念のもと闘う兄や、死を前にして涙ぐむ仲間、反軍国主義の話ではあるのだけれどしっかりとした心理劇たりえるお話でした。
役者陣もできがよく、役柄にぴたっとはまっていて実力派なんでしょう。
しかしまあ、何と言うか久しぶりにあんなに泣いたよ映画館で。(笑)
真実の力ってやつなのかな。
1943年といえばあとわずか、もう少しだけ待てばすべてが終わる年。
「今度ここにいるのはあなたの方だ」と裁判官に向かって言い放つゾフィーの言葉は歴史の後ろ側から見れば正しいのだけれど、その時その時だとどこまでが真実になるかなんてわからないわけで、あと少し待てばっていうのも同じくで、歴史というのは難しい。
はじまりの日の太陽の光と、最期の日の光が実にまぶしく印象的でした。
大学にビラを巻いて捕まる──という話は大学時代とっても身近だったビラを思い出させてくれました。そうそう、教室に入ると配りにくる人がいたり席にあらかじめ配ってあったりね。あの活動にナンか成果はあったのであろうか……? 見る限り皆無だが。
あれもまぁ反体制っていば反体制なのか。左も左で過激派まではいかないチームだったとは思うけど。
ああいうことが自由にできるっての、平和ってことですね。
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2006-05-25 21:41:33 |
『プライドと偏見』を見る
『プライドと偏見』見てきました。
あの映画館があんな混んでるの見たの『恋愛適齢期』以来かもしれん。あれはまたくだらない映画でしたが……。
ちゃんと座りたければ時間通りに来ましょう、遅刻の人多すぎ。
近くにお線香くさい人がいて最初は気が散って仕方がなかった。年齢層高めの会場でした。
非常にスタンダードなお話ではあるものの、反発しあっていたはずの男女が惹かれ合うという王道ストーリーはとても好きです。
ブサかと思っていたダーシー役のマシュー・マクファディンがだんだんかっこよく見えてくるから不思議。あの光の加減によって透き通って見えるブルーの瞳が好きだ。帰り際に「若いんだか中年だかわかんねーんだよな」と歩いている男性が言ってましたがどうやら同学年っぽいぞこの人。外国人は若くて日本人の感覚からすると年上に見えるからなあ。特に十代とか。
エリザベス役のキーラ・ナイトレイは逆にすごい若いのだね。もっといってると思っていた。やはり外国人の年齢はよくわからない。キーラ・ナイトレイの顔はすごく好きだ。
でもそれ以上にお姉さんジェーン役のロザムンド・パイクの顔が好きだ!!
ビングリーとジェーンは微笑ましい。
正直ダーシーが唐突にエリザベスに求婚する雨のシーン、素敵ではあるが本当に唐突で突然で「いったいいつ苦悩していたんだ」と観客を置き去りにしてしまうところは非常に残念で、惹かれゆく過程がもうちょっとどうにかならんかと思うのだけど、エリザベスが少しずつダーシーの素顔を知りだして気になりだすところはイイです。
珍しく恋愛モノで涙ぐんでしまいました。あの夜明けのシーンはいいな。地平線が見えそうなあの田園風景あっての映画かもしれません。
サイトのイントロダクションには
「愛してる」と認めるには、男のプライドは高すぎた。「愛してる」と応えるには、女の偏見が邪魔をする。プライドと偏見。
とあるけれども、この辺り若干弱かった。もっと身分とか立場とか意地とかそういうのでギリギリしてもらった方がよかった気がする。まあ上演時間の問題とかもあると思いますけどね。
思うんだけど、あれですよね、プライドが高いのは女の方なんだよ。偏見を持っているのは男の方。だからこそ私たち似たもの同士なのよ的なエンドなのかもしれないけど、エリザベスが偏見を持って人を見ている感じもなかったし、彼女を終始支配しているのはプライドだよね。初対面の後、自分のことを魅力的ではない興味はないと言っていたダーシーの言葉を忘れられない女のプライド。それ、なんだかすごくわかるし、同時に気になっていても逆に興味ないとか言いそうなダーシーの性格もよくわかるんだけど。
しかし女性に相続権のないこの時代、ワタシだったら間違いなく路上でのたれ死んでいますね。くわばらくわばら。

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2006-05-13 17:09:26 |
『ジョージ・マイケル〜素顔の告白〜』を見る
Bunkamuraでやっている時から見たかった『ジョージ・マイケル〜素顔の告白〜』をようやく見ました!
思えば高校時代、ヘビロテでジョージ・マイケルを聴きまくっていました。ちょうど高校3年、受験まっただなかの秋ぐらいに突如当時出ていた全巻の『ツーリング・エクスプレス』を一気読みしながらアルバムをずーっと聞いてて1ミクロンも勉強しないで二週間ぐらいはまりまくった遠い思い出。罪悪感のあまり二週間経ったぐらいから勉強に復帰したっけ。よく現役で何とかなったなあと思うような受験生ぶりでしたが、未だにツーリングEXPを読むとジョージ・マイケルが回り、ジョージ・マイケルを聴くとツーリングEXPが脳裏を過ぎる。思えばすっげえ組み合わせで聴いてたのね。
映画……とは言っても基本的にドキュメンタリーなのでストーリーはあってないもの。
ジョージ・マイケルや周りの人のインタビューと、過去の映像でつづる約2時間。
ワタシ、世代がずれてるのでワムは映像を見たことがなかったのです。ベストアルバムはやはりヘビロテで聴いていたのでかかってた曲は全部歌えるんだけど、動いてる姿は初めて見ました。いやん、アイドルだね。でも曲はすごく好きなんだけど。『Careless Whisper』流れてるときとか画面向かって歌いたくなって困った。
思えばワタシとジョージ・マイケルとの出会いはフレディ・マーキュリー追悼ライブのアルバムか、アゲンストAidsのアルバムのどっちかなんだよね。(ちなみにワタシはジョージ・マイケルがカバーしたということでクイーンを知ったという世代)どっちが先かは覚えてないのだけど。あの頃恋人がAidsに冒されて同じく死への道を歩いていたのかと後から知ると曲すべてがぶわっと蘇ってきてひどく納得してしまいました。すごくあの辺りの曲はいいのだよね。
映画の中では『FAITH』の曲や『Listen Without Prejudice』の曲が沢山聴けてすごく懐かしくて、実家帰ったらアルバム回収してこよう! と誓いました。
お母さんが亡くなる前に最後に見たライブというアンプラグド、ワタシあれ見たよ。あの『Freedom』は圧巻だったもん。ビデオ獲ってたけどどこいったかなー。MTVとかでした。
最近の曲はわからないのだけど久々に聴いてみたくなりましたわ。
色んな事件があったジョージ・マイケルではあるけど彼の曲も歌も変わらず好きなので、これからもアレコレきっとあるだろうけど影ながら応援してるよ! て感じ。
パートナーの彼がすごく感じがいい素敵な方みたいだから、ふたりで支えあっているうちはいい風がきっと吹くことでしょう。
しかし歌いたくて仕方ない映画だったな。
次カラオケ行ったらジョージ・マイケル特集させてくれ。歌えるぞ。
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2006-05-09 23:33:32 |
『歓びを歌にのせて』を見る
『歓びを歌にのせて』を見てまいりました黄金週間後半初日。
病気で音楽から一時リタイアした天才指揮者が幼いころの苦い思い出がある故郷に戻り、へたくそな村の聖歌隊たちの指導をしつつこころを復活させてゆく──というお話。
で。
大いにネタバレなんで見る予定がある人は読んじゃだめなんですけど。
ラスト、ありゃびっくりですな!
だいたいワタシ、心臓病で休んでる人があんなに寒い土地に行くのはありえねえ! て思ってみてたんですがやはり……まあイロイロあって心臓使いましたしね。
正直この点でマイナス10ポイントな気分なんですが、だがしかし帰りがけに映画館のおじさんに向かっておばさんが「ほんと素敵でした!!!」と感激を伝えてたところを見ると、これはワタシの年齢とかとも関係があるのかもしれない。もっと苦悩と苦渋と喜びに満ちた人生をもう二十年ぐらい送って、生死がもっと身近になった頃見ると実は感じ方は違うのかもしれないなあ。同年代の人に比べれば悲しいかなワタシはそのあたり割とリアルに感じることが多かったりもしましたが、まだぬるま湯だしな。
ととと、とりあえず、死んじゃいけません、つか、再生の物語じゃないきゃ嘘だやめてくれっていうのが感想で。
最後はピリ辛じゃないハッピーな気分で見終わりたかった。ああいうハッピーがあるのもわかるんだけどね……。
人生に対して斜めで人付き合いが下手で音楽にだけは大情熱でという指揮者ダニエルが、人間らしくてとても素敵でした。おっさんだけど、素敵でした。ナイーブな感じが少年みたいで、レナの方が積極的で(でもレナも不器用で)、素直にふたりのことを応援して見てしまいました。
レナ役の人の顔が好きだ。欧米人なんだけど濃すぎない顔って好きだ。そしてグラマー。
田舎の村ってあんな感じなんだろうなぁ、と関東育ちのワタシはちょっとビビリ。
絶対あんなとこじゃ暮らせない。なのに皆出て行かないのは何故なんだろう。小学生時代の辛い思い出なんて、捨ててけばいいのに。ワタシは捨てたいが。(笑) それでも皆そこで暮らし生き死んでいくのが田舎ってやつなのか。
新興住宅地でしか暮らしたことがないワタシにはある種の恐怖なんですけど。いつか帰る場所があるのは羨ましいなあと思いますけど。
音楽はよかったなぁ。合唱したくなった。『大地讃頌』とか歌いたくなった! 大地〜をほめ〜よたたえよ〜つちを〜♪

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2006-05-03 22:39:50 |
『ティム・バートンのコープス・ブライド』『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』他2編を見る
特集「ティム・バートン ファンタジー ストップモーション・アニメの世界へようこそ!」2本立て上映! ……てことらしいです、一気に4本見てきました。
チョコレート工場から続く自分の中のティム・バートン特集続き。当日もティム・バートン大会からそのままやってきたkiyocoっちも参加。てか「席取っておいて」とかメール来たので小心者なんだけど一応3席とってたのに、来やしねーの。(笑) いつ「ここ空いてますか」とか聞かれるかと思って冷や汗でしたが。結局10分ぐらい遅刻してきたのかな? ま、何とか話の内容がわかる範囲の遅刻でよかった。
さて『ティム・バートンのコープス・ブライド』が一本目。
ビクターとビクトリアという明らかに最終的にカップルになるだろう名前のふたりが不器用に出会い惹かれあい、でも死体の花嫁に間違ってプロポーズしちゃったビクターがコープス・ブライドであるエミリーに惚れられてこの世とあの世をったりきたり。ビクターの間抜けっぷりやらズルさだったり、優柔不断ぶりやいざという時の思いやりとか、ジョニー・デップいいね! 奇怪な役が似合う。英語はさして得意ではないのだけど、彼の声は字幕で読むんじゃなくてちゃんと台詞聞いて納得したい感じでした。実写だと顔の表情とか見れちゃうけど人形アニメ?みたいなもんだから、ジョニー・デップの声の演技が目だって面白い。案外簡単な英語が多かったしね、楽しくヒアリングしてました。
チョコレート工場とほぼ同時進行で撮りをしていたらしい。すげー。
しかしあの世……地下の世界のミュージカルぶりが素敵です! ミュージカルのお国だからかなぁ、やっぱこういうのは英語だとはまる。和製ミュージカルとは違うスコアというか、歌詞とかもリズムがよくって歌いたくなる。ホネホネな人たち最高。
エミリーも怖いんだけど可愛くて悲しくて、最後のシーンとかああいうの好きなんだよね。死体だけど涙は出る……みたいな歌が素敵でした。
これはヘレナ・ボナム=カーターが声。チョコレート工場ではチャーリー母でした……てことは『楽園の瑕』撮りながら『大英雄』撮っちゃったあのノリなんだろうか……いや、あんなめちゃくちゃなもののはずはないが。(笑)
ビクトリアも最初は堅そうな没落貴族のお嬢さんなんだけど、恋を知ってからどんどん逞しく(バルコニーから逃走するし)カッコよくなっていくわけで、ワタシはこういうキャラクタも好きです。
何というか三角関係のバランスの取り方が上手いよね。ありがちっていうことじゃなくて、誰ひとり完璧じゃなくて、ひとりでも欠けるとあっという間にバランスが崩れて全部駄目になっちゃうかもしれない感じ。
ビクトリアもエミリーが現れなければほんのり恋ぐらいで嫁にいってただろうし、ビクターもなよなよしたまま結婚してたはず。2人の間に入ってきた死体の花嫁・エミリーが結果的に2人を本当の意味でくっつけるとか、上手いなあ。
ということで非常に楽しんだ1本の次は『ヴィンセント』。1982年の作品らしい……かなり古いっすね。恐らくティム・バートンの子ども時代(笑)。このあたりから睡魔が襲ってきて……落ちを見損ねた。オチ、何だったんでしょうか、見てた人教えて。
3本目は『フランケンウィニー』。死んだ愛犬ウィニーを通電することで生き返らせようとする少年『ビクター』君。またビクターだよ! ティム・バートンってビクターが好き? ワタシの中ではビクターって言えば香港のガイド、ビクター氏なんだけどさ。
kiyokiyo曰くフランケンシュタインのかなりしっかりしたパロディらしい。ラスト非常にシュールで笑えました。
そしてラスト、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス <デジタル・リマスター版>』。
この辺りからもう意識が朦朧としてきました……実はワタシこの日寝たのが明け方5時だったんです……。確かに飲んで帰ったのだけどそんなに遅くなかったし寝ようと思えば寝れたんだけど読み出したら止まらないものがあり、結局最後まで読み……遠かりし早寝早起道。
なので最初何でクリスマスクリスマス言ってるの動機がわからず、祝日を乗っ取る話だとは気づかず。(笑) 何かたまーに長期間意識がとんでたりしたんで。
でもあれですね、大前提として本当の意味でハロウィンの習慣がない我々日本人だと、色々わかんないことがありますよね。実感として。クリスマスはわかるんだけど、ハロウィンってばムツカシイ。もっと実感として知ってると面白いんだろうけど。
何はともあれ4本……疲れた。5本見た鰯姐はすげーよ。
   
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2006-04-09 21:14:53 |
『チャーリーとチョコレート工場』を見る
『チャーリーとチョコレート工場』を見てまいりました。
特に見に行くつもりもなかったのですが鑑賞会に誘われたので。
結果、こういうノリの話だと思わなかったよー! というある意味衝撃が。(笑)
ワタシは原作を読んだことがないのでブラックな話だということも知らなかったが、いやどっちかっていうと衝撃という意味ではやっぱりウンパ・ルンパでして。最初は少しだけ出るキャラかと思ってたらもー最高に面白い、多分これなかったら面白さ半分以下なのでは? ま、その場合はギャグに走らずもっとシュールな部分を前面に出していけばいいのですが。あのロック! なシーンは最高でしたし、秘書役も最高。この映画は音楽が楽しいよなぁ。
チャーリーが非常に健気でかわいい。ゴールデンチケットを手に入れて家に帰宅して、でも家の経済状況のことを考えて自分の夢や希望よりも家族に必要なお金を手に入れようとするくだりではおもわずホロリ。ワタシ、簡単に子どもに泣かされるタイプなんであっさりコロリ。チャーリーがウォンカにぽろぽろ質問する内容も穏やかな声音ながら実にピントが合っていて、子どもには真理が見えるのだ、ということを観客に伝えてくる。経験し体験し得ることも世の中には多いけれど、時間をかければかけるほど見えにくくなるのが真理なのかもしれない。子どもだから、ぱっと手にできて、大人になると生活と自分のこころを守るために面と向かうことから逃げてしまう、知っているはずの本当のこと。
チャーリーにとってはそれが家族でもあり、逃げることなくまっすぐに向けることができる視線なのかもしれません。
何度見ても顔を覚えることができないウィリー・ウォンカ役のジョニー・デップ。ワタシの中では彼は永遠にシザーハンズらしく、素顔だと判別つかなかったり、別メイクでも判別できなくて。まあ役者としてはカメレオンってことだろうから、いいことだと思うけど。parentsを自分の口から発することができない深い傷を負ったまま大人になったアダルトチルドレンであるウォンカの危ない感じとか、しょっぱなの燃える人形(!)あたりからびしばしで何かとにかく不気味。ワタシ自身がアダルトチルドレンの気が相当強いので、色々とわかることもありますが。親は自分を圧するものでもあるし、年月を越えてふと振り返るとすごく小さくなっていたり。でも変わらず自分を支配するものには変わりないのですが。
しかしシュールですな、子どもたちどんどん消えてくし。誰に当たるかわかってたわけじゃないはずなのに色々と準備良すぎ。ウンパ・ルンパ即興の歌詞上手すぎ。(笑)
惜しむらくは、どうしても子どもたちが罰を得る?ところがワンパターンというか、自業自得なんだけどあともう少しヒネリがあると完璧なんだけどってことで、まあそれは欲張りな観客の思うことって感じではありますが。
あと、ウォンカは多分チョコレート工場でかつてレシピを奪われたことで、人を寄せ付けず人を信用できなくなっていたはずなんだけど、その辺りの伏線回収が曖昧で、チャーリーと家族と父親との関係と──でいっぺんに済ませてしまっていて、何となく足りない感はありますけど。結局まだウォンカは従業員はウンパ・ルンパだけっぽいし、誰か生きた普通の(笑)人間たちともう一度働くことができるようになって初めて、彼は本当の意味で変われるんでしょうね。ま、その前段階をちょっとずつ改善に向かってるってのがラストのあたりの話なのでしょう。
ちなみに映画館でくじ引きがあってチョコが当たる企画があったのですが──庶民的なチョコ、つまりハズレしか当たりませんでした……。
さて、映画終了後カラオケへ!!
マニアックな4人ということで好き勝手マニアックに歌いまくり。
4/1といえばカラオケで思い出しましたが張國榮、レスリー・チャンの命日。是非レスリーに捧げる歌を! と思って探したのですが広東語の歌しかなくって歌えませんでした……UGAだったらあったんだけどなあ、覇王別姫のテーマやら『GOD』やらの北京語曲。仕方ないからレスリーがカバーしてよく独唱会で歌っていたテレサ・テンの『月亮代表我的心』を歌おうと探したのですが、これまた探せなかったのかなかったのか……歌えませんで。残念だ。
しかしもう3年も前になるのか……ワタシがまだ実家住まいだったころだものな。
カラオケ終了後、きよっち通いまくりのお店コシャリへ。
コシャリにて皆それぞれが持っている『ワタシの中の消しゴム』大発動! 全員があらゆることの記憶喪失状態になり「思い出せないーーー!!!」を繰り返す変な飲みへ。
結局ワタシの懸案事項は思い出せぬまま帰宅……そして調べました。デュ・バリー婦人だわね。嗚呼すっきり。
相変わらず飯が美味い! コシャリでした。
  
★チャーリーとチョコレート工場おもしろグッズへ……

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2006-04-01 23:59:27 |
『親切なクムジャさん』を見る
遅ればせながらようやく見てきました『親切なクムジャさん』。
パク・チャヌク監督による復讐3部作の第三作目、ラストを〆る作品です。とはいえ、第二作目である『オールドボーイ』は見てるけど一作目ってどれなの??
『オールドボーイ』の物理的なエグサといったら映画館から出てしまいたくなるほどでありましたが(精神的エグサは別に平気なのである、物語として読み解くから逆に納得しちゃったりもするし。でも物理的なのがダメなの!!!)、今回はさほどでもなく、よりリアルに、ひょっとしたら自分の隣りでも起こっているかもと思わせる実感があるあたりが、荒唐無稽で一発逆転型に近かった『オールドボーイ』とは違うところ。あれは復讐するつもりが実は復讐されていたわけだし。
映画館に入ってとっさに思ったこと。「レイトショーなのに年配が多い……」これ、チャングム効果なんでしょうかね? 前『スキャンダル』見たときも変わった客層だったけど。
皆が復讐映画好きってわけでもないだろうしな……。
話は復讐物だとわかってみているので、どういう「あ!」があるのかと読みながら見ていましたが、ラスト40分近くあるのに仇であるチェ・ミンシク演じるペクが捕えられてしまうのでいったいどうやって時間をもたせるのかと思ったら……なるほどそうきましたか、キッドナッピング話。最近日本でもその手の事件が多いし、何というかある意味リアルで、『オールドボーイ』とは違う怖さかも。
復讐劇ではあるのだけど、復讐してもなお復讐するからなお幸せな場所には戻れないクムジャさんがラストの雪のシーンで何とも切なく、血の色と雪の色がマッチしていてよかったです。そして韓ドラで刑務所出所となれば絶対出てくる豆腐ネタ、それがラストにもうまく効いていて面白かったけど、欧米の人が見たら何がなにやらの可能性はありますな。最後、ひょっとしてケーキで窒息自殺でもしようとしてるのかと思ったのだが、さすがにあんなことでは死ねない……?
イ・ヨンエ演じるクムジャさんの『親切ぶり』と女子高生ルックが最高。ほうれいせんがやや気になるものの、すっぴんかと思える状態で演技をしちゃうところが女優やなぁ、と。これ、チャングムの後に撮影してるんだよね。
娘ジェニー役の子がすごくいい! イ・ヨンエの娘役なのに美形じゃないところが。(笑) 素で自分を捨てた母への復讐を誓っているあたり、この親あってのこの子やなぁ、と。
ラスト、ジェニーがコンコン咳して部屋を出てきたとき、何かけむってたし、あげく義理の父母は寝てましたよね。あれってガスもれ? それとも火事? とりあえず今まで育ててくれた義理の父母を見捨てて走るかお前! というつっこみを一応入れておきたい。しかしそういう自己チューなところはクムジャさんの娘らしくていいのか。実はナレーションが『いつかの』ジェニーであるところは、なかなかイイです。
途中途中でゲストっていうんですかね、サイトのキャスト表では載ってない大物俳優が出てて、ある意味サービスなんだろうけどヘンに素に戻りました。ソン・ガンホ出てたよね? 最後のほうのあれユ・ジテだよね……?
あと『オールドボーイ』とキャストかぶりまくってましたね。
あのオリジナルの銃がいいなぁ。ゴツいしカワイイ。
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2006-03-02 00:26:23 |
『世界』を見る
中国映画『世界』見てきました。
はっきり言って非常に説明がしにくいのですが、東武ワールドスクエアのもっと大きいバージョンみたいな北京にある『世界公園』を舞台に、現代中国の閉塞感を描く──といった感じでしょうか。
物語がしっかりあって展開していく映画じゃなくて、色んなパーツを断片的にくっつけてゆく日常の切り取りのような感じのつくり。途中途中で謎のアニメが入るのがよくわからない不思議な映画です。
ラストはおどろきの口あんぐり状態で、いきなり一酸化炭素中毒で死んでしまうし──そしてその時の台詞が「剛開始」、今はじまったばかり……ていったい。死んでるよ死んでるってば!(笑)
きらびやかなショーの様子は面白い、音楽も好きです。
ダンサーたちの財布からお金を盗んでいた警備員くんの月収が200〜300元ぐらいみたいな発言も何というかリアルというか、北京でその値段ってありか? という驚きで、職業による貧富の差が大きいのが伝わってきました。
ワタシは大概中国映画を見ていると神経の半分はヒアリングに傾けていて、二時間耐久ヒアリングマラソン状態となります。今日もどっちかっていうとそういう見方をしていました。まあ、すらすらわかるシーンもあれば、何いってんだかさっぱりわかんないところもあり。
ただ、結構言語表現の妙というか、面白い言葉でのやり合いをしているところが沢山あったんだけど、字幕見てると全くそれはわからないので、これってもったいないなー、何とか翻訳できないもんなのかなー、無理なのかなーと思いました。特に面白かったのがストーカーまがいの同僚の彼氏と同僚の女の子のかけあい。あれはすっごく面白い表現の言い合いで、思わず笑ってしまいました。
「然后那?(その後は?)」「然后××……(その後は××したのよ)」「然后那?(じゃあその後は?)」の繰り替えしでラスト「もうあんたとの『この後』(然后)はないわよ!」て彼女がキレるところとか。
ちなみにこれは映画前に食べたチーズケーキとプレーンチャイ♪

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2006-01-27 23:50:07 |
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